飛距離UPはこの左脚ドリルでOK

インパクトに向かう左脚はちょっと使い方をよくするだけで飛距離アップに直結します。

ところが、多くのゴルファーはダウンスイングからの右脚や、さらにインパクト近辺での左脚の間違った使い方で飛距離を落としています。

そして、スイングでやろうとしても脚の動きはなかなか良くならないので、

今回はちょっとした運動で左右の脚が最高にパフォーマンスアップできるドリルをやってみましょう。

 

◆「左脚にステップ&左ターン」ドリル

 

そのドリルとは、「左脚にステップ&左ターン」です。

全体の動きをやってみると、こんな感じになります。

まずは、右脚片脚で立って右足つま先は正面へ向けておいて両腕は胸の前でたたみ、腰から上の体幹は硬い一枚の板にしておきます。

そこから、右脚の地面への力をゼロにして左足母指球の少し後ろあたりで体重を支えるように真横にステップします。

左脚へ落下しながら左脚で全体重を支えた瞬間に左脚への落下の反動を利用して、左脚を斜め後方45度ぐらいに向かって蹴って体幹を左にターンさせます。

落下のときに左足つま先は45度程度左を向いているとやりやすいです。

そうすると、体は左にターンして右脚の上に乗る感じで右脚に戻ります。

ここで右脚に戻ったときに腰から上は左斜め前方45度ぐらいを向いているとよいです。

次に右脚の地面への圧力を抜いて左へステップするときに腰の向きを正面に向けるようにします。

これを連続して行うと、まさにトップに向かう切り返しからダウンスイングしてきてインパクトに向かう両脚の正しい使い方を体験できます。

 

また、横へのステップを大きくして左脚への落下速度をアップするほど、その反動で左脚の蹴りは勝手に強くなります。

そして、右脚片脚で立つときに右膝はしっかり伸ばしてできるだけ高いポジションに入るようにしましょう。

最初はゆっくりやってみて、左脚の蹴りを強くしながらだんだんスピードアップしてみます。

特に左脚が地面に着地した瞬間に地面から押されて体重を支えるときに、左のお尻の筋肉が伸ばされてくることを感じてそのお尻の筋肉で脚を伸ばすことを強く意識します。

片方だけやっても悪くはありませんが、体のためには反対側の動きもやっておくと良いです。

ここで、この動きの効果を高めるための注意点があります。

それは、左足母指球の少し後ろあたりで地面を捉えたときに左腿の前側の筋肉に頼らないように、お尻の筋肉で落下を抑えて脚を伸ばそうとすることです。

何回か連続してやってみて、どこの筋肉が疲れるかを確認してみましょう。

お尻の周りが疲れた感じがして、腿の前側を使っていないようなら合格です。

 

◆スイングでの実際の動き

 

ここで、実際のスイングでの飛距離アップのための左脚の重要な使い方として、インパクトに向かう左脚の使い方を見てみましょう。

左脚はインパクトに向かって腰を急激に左にターンさせることで、それまで上半身にしなりとしてためてきたエネルギーを一気に放する起爆剤とします。

トップに向かう切り返しからダウンスイング序盤で体の左ターンに対してヘッドを置いてくることは、上半身をしならせることに直結します。

上半身のしなりとは左肩甲骨を胸の方向へスライドされる形で、その周りにしなりのエネルギーをためることです。

そして、インパクトに向かって左脚の強烈な蹴りで、腰から上の体幹全体が左に急激にターンすることで上半身は一気にしなりを深めます。

筋肉は素早く大きく伸ばされるほどより大きな脊髄反射を発生するので、一気にしなりを増加された上半身はしなり戻ろうとする大きな力を発生します。

 

そして、腰は左に45度程度ターンしたあたりで回転力のピークとなるので、そのタイミングで下半身の力を上半身のしなり戻りの力が超えた瞬間に上半身はリリースされます。

そこで、クラブは一気に振られてヘッドは加速しながらボールを打ち抜きます。

このような腰の急激な左ターンを発生させるのが、左脚の役割です。

そのためには左脚で地面を捉えた瞬間は左足母指球の少し後ろで落下を支え、それを左後ろ45度に押し返すことがキーです。

左膝の動きを見ると、一旦は正面方向へ少し出てから後ろに押し込まれるように動きます。

このように左膝が動けば最大飛距離につながる下半身の動きとなります。

「左脚にステップ&左ターン」ドリルでダウンスイングでの脚の正しい使い方を定着させて、スイングでも自然に脚でボールをどんどん飛ばしましょう。

 

◆左脚の悪い動き

 

ところが、多くのゴルファーではインパクトに向かって左脚は地面を縦に蹴るような動きをやっていません。

まさに、左脚を左に捻る動きで腰を回そうとしています。

それでは、地面に対して水平方向への力を使うことになり、大きな力を伝達することはできません。

さらに、捻る動きでは膝や股関節などに無理な力が加わり、その周りの筋肉や軟骨などの組織には余計な負担がかかったり故障の原因にもなります。

 

また、左脚を左に捻ろうとすると足の内側が浮いて外側や踵に乗る動きになりますから、インパクトでの左足の様子を確認すれば捻ったかどうかわかります。

いずれにしても、腰は回そうとすると必ず水平に回そうとして脚を捻る動きを使ってしまいます。

「左脚にステップ&左ターン」ドリルなら、左脚を捻っている場合ではないことが体験できます。

 

◆右脚の悪い動き

 

また、バックスイングやダウンスイング序盤での右脚も多くのゴルファーでは悪さをしています。

バックスイングでも苦しいと腰を回そうとして、右脚を捻る動きになります。

左脚と同じように右脚を右に捻ろうとすると足の内側が浮いて外側や踵に乗る動きになりますから、トップ近くでの右足の様子を確認すれば捻ったかどうかわかります。

「左脚にステップ&左ターン」ドリルなら、左にステップして戻るときに右脚で真っ直ぐに地面に立とうとすることでバックスイングでの右脚をしっかり伸ばせるようになります。

また、ダウンスイング序盤では脚でスイングしようとするほど、右脚で地面を蹴って腰を水平に回そうとするものです。

その動作は右膝が体の正面方向へ出る動きを誘発して、体全体もボール方向へ流れる右膝外回りとなります。

 

さらにそのまま右脚を自ら出そうとする力で蹴ると腰も伸びてきて、まさに伸びあがりになります。

伸びあがりではクラブをボールに届かせようとして、ダウンスイングの早い段階で手でクラブを振ってしまいます。

本来はトップから落下することで位置エネルギーはボールを飛ばすパワーに使えるのに、伸びあがりで重心が上にあがればまさに位置エネルギーの無駄遣いでボールは飛びません。

 

◆両腿の間をキュッと締める

 

そして、脚が地面に落下した脚で地面を蹴るときに両腿の間はキュッと締まります。

それはヒトの自然な動作であり、そうなるのには深い理由があります。

それは、腿の骨である大腿骨は骨盤に対して横からハマっていることからきています。

骨盤には寛骨臼(かんこつきゅう)という丸い窪みがあり、そこに大腿骨の先端の丸い骨頭がハマって色々な方向へ動くことができる構造になっています。

そして、この大腿骨骨頭を骨盤の寛骨臼に安定してしっかりハメたまま動かすためには、両腿の間である内転筋群を働かせなければなりません。

右膝外回りでは内転筋群はゆるゆるで、両脚の股関節は複雑な動きをしてパワー伝達は愚か故障の原因にもなります。

実際のスイングではダウンスイングからインパクトまで、意識的にも両腿をキュッと締めます。

そうすれば、大腿骨骨頭を骨盤の寛骨臼にしっかり納めた状態で脚のパワーを発揮させることができて、大きな力を精度良く地面に伝えることができます。

ダウンスイングでは振り出し後方から見ている人に腿の間を見せないつもりで、両腿をキュッと締めましょう。

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