飛ばしたい、安定したスイングを手に入れたいなら…
ペットボトルを2本だけ、用意してください。
たったそれだけで、スイングの動きの本質を身に付けることができます。
家でも簡単にできるドリルは、コチラです。
◆道具に対してパワーを100%伝えるには
ゴルフのスイングでの脚の動きはもちろん、上半身をリラックスさせて道具に対してパワーを伝達する基本中の基本があります。
それは、クラブに対して体の動きを同調させることです。
「それって何?」と思われたのなら、この同調を体験すらしていないかもしれません。
そこで、このスイングの動きの本質を身に付けることができる、家でも簡単にできるドリルがこちらです。
◆重り両手持ち左右揺らし
それは、「重り両手持ち左右揺らし」です。
ゴルフの動きの基礎固めに絶対オススメですから、日々の定番にしましょう。
どこにでもありそうな中身入りのペットボトルなどの重りを両手に持って、前傾して脚の動きで左右に揺らすだけです。
重りは軽すぎると動きを感じにくいので、最初は500mlよりも1リットルぐらいの重さのほうがやりやすいです。
まずは小さな揺れを発生させて、その揺れに合わせるように両股関節を曲げ伸ばしして両手に持った重りを大きく揺らせます。
10往復を3セット、夕食後の血糖値上昇を抑える軽い運動ぐらいのつもりで毎日続けましょう。
行う時間をいつも同じにすることで、継続しやすくなります。
◆効果続出
そして、この「重り両手持ち左右揺らし」ではクラブとの同調以外に、スイングに必要な色々なところの動きを自然に良くすることができます。
特にスイングで手ではなく脚を使ったほうが良いとは思っていても、脚の使い方が間違っているゴルファーは多いです。
特に、脚を曲げ伸ばすのではなく、捻る動きで腰を回そうとする傾向があります。
そこで、脚の曲げ伸ばしで重りを揺らそうとをしていると、脚を捻るなどの悪い動きがなくなって最高の動作に変貌してきます。
バックスイングでは右脚をしっかり伸ばすことができ、ボールヒットに向かっては左脚を伸ばして鋭く腰をターンさせる動きを劇的に素早く身に付けることができます。
さらに、上半身をリラックスさせるコツがわかってきます。
クラブを持っているとついついヘッドを振ろうとして、手の余計な動きのオンパレードになりやすいです。
しかし、クラブは手では振るというよりも、脚の動きで上半身をしならせて、そのしなり戻りでクラブが振られることで爆発的にボールを飛ばせます。
特にインパクトに向かって左腕を左に捻ったりするのではなく、遠心力に対応する感じで左腕は単なる紐のように使うことで安定したショットを増産できます。
フォローで左脇を締めるなんて言われたりしますが、重り揺らしではフォローでワキは締まらないのが自然だと感じるものです。
そうやって、手は重りを支えることだけに専念させれば良いことが分かってくれば、クラブを持ってスイングしてもその感じを出せるようになってきます。
重りを脚でブランコのイメージで揺らそうとするだけで、知らないうちにゴルフのスイングでも良い動きになっている自分を発見できます。
◆バックスイングでは
悪い動きの例として、バックスイングで左脚でが固まったまま、右脚を右に捻るようにして腰を右にターンさせようとしていたりします。
しかし、左脚が邪魔したままでは、バックスイングは苦しくなるばかりか右脚も動きが歪められてしまいます。
本来は右股関節に右腰を引っ掛けておいて左脚の力を抜いて重りにするだけでも、体の重さで腰の前傾角度を維持して右にターンさせることができます。
そして、右脚も地面に対して縦に力を加える動きで自然な動作で動けます。
ところが、左脚が固まっていると、腰は左に引っ張られて右脚も左である振り出し方向へ傾き過ぎてしまったりして地面をしっかり踏めません。
そして、腰のターンが思ったほどできないと、右の脚を右に捻って腰を回そうとしてしまいまいます。
しかし、重りを揺らそうと脚の曲げ伸ばしをしていると右に振るときは左脚をリラックスさせ、右脚はしっかり伸ばす動きになってきます。
◆インパクトに向かっては
ダウンスイング序盤からインパクトに向かっては右脚で腰を回そうとして、逆に腰のターンにとって最悪の動きになるケースは多いです。
右脚で腰を回そうとすると、腰を水平のターンさせる方向へ脚を使う傾向になります。
上半身は前傾しているのに腰が水平にターンしたら、そのままでは頭は振り出し方向へ突っ込んでしまいます。
それを防ごうとしたら、腰から首の付け根である体幹を右に曲げて前傾を保つ動きのコントロールが必要になります。
これは難しい動きであるばかりか、うまく制御するためには脚は思い切りよく使えなくなります。
ヒトは自分が制御できている範囲でしか力を出せないものだからです。
ボールを遠くまで飛ばしたいなら速い動きでの上半身の制御をできるだけ少なくして、脚を目一杯使えるようにすることがキーです。
そして、インパクトに向かっては、左脚をしっかり伸ばして地面を蹴るように左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込めば良い動きです。
しかし、腰を回そうとすると、左脚を左に捻る動きで腰をターンさせようとする動きが発生します。
脚は捻るよりも、縦に伸ばす動きでのほうが爆発的なパワーを出しやすく、脚への負担も少なくできます。
普段の生活で歩いたり階段の昇り降りでも、脚は縦に使うことで効率よく動けます。
それはゴルフのスイングでも同じです。
◆右腕も
また、インパクトに向かって右腕を伸ばしてクラブを手で振ろうとする動きは、がんばった割にパワー不足のスイングになります。
自ら力を出そうとする筋肉を短縮させながら収縮する「短縮性収縮」では、伸ばされながら収縮しようとする「伸張性収縮」ほど強い力は出せません。
「伸張性収縮」なら「短縮性収縮」に対して2倍以上であり、動きの速度が速いほどその差は大きく一桁以上の差にもなります。
右腕は、トップに向かう切り返しからダウンスイングしてきてインパクトまで、シャフトが押してくる力を100%押し返すことで高いパフォーマンスを得られます。
腕は自ら力を出すというよりも、外からの力に対して100%耐え抜くことが飛距離アップの要となります。
重りを揺らすときも、手で揺らそうとするのではなく脚の動きで誘発されたパワーをできるだけ逃がさないように受ける力で耐えることに徹しましょう。
◆肩甲骨のしなりも感じる
さらに、重りが最下点に向かって落下するときに速度はだんだんアップして遠心力は大きくなって腕は胸の方向へ引っ張られます。
そうすると、肩甲骨は胸の方向へスライドする形で引っ張られます。
まさに、肩甲骨周りがしなりのエネルギーを蓄積してきます。
そして、最下点近辺で脚の伸ばし動作で体幹をターンさせることで、さらにターン方向の肩甲骨周りはしなりを強めます。
鋭くターンして肩甲骨周りの筋肉が素早く伸ばされるほど、伸ばされた筋肉には脊髄反射で収縮しようとする動きが発生します。
それによって、胸の方向へスライドさせられた肩甲骨は背中側へ戻ろうとして腕を引っ張りあげます。
この動きは、ゴルフのスイングで手元がボールを通過したあたりで、脚の動きでグリップエンドを引きあげる動きと同じになります。
ゴルフでは、右腕が支点としてシャフトを支え、左腕がグリップエンドを引きあげることでテコの作用でシャフトがしなってしなり戻ることでヘッドが走ります。
重りを揺らすだけで、クラブを振るよりも素早く最高の動きを体験して定着まで可能です。
ほんとに騙されたつもりで、今すぐにでも2本のペットボトルを見つけてやってみましょう。
では、また。
