2022年の定番素振りはコレ

色々な素振りがある中で、練習の前後で絶対にこれだけはやるべき定番の素振りがあります。それは。。。

◆「片側強調左右往復素振り」

練習の前後で絶対にこれだけはやるべき定番の素振り、それは「片側強調左右往復素振り」です。
ヘッドなどがない単なる棒が、理想のスイングの感覚を覚えさせてくれます。

それがない場合は、アイアンを2本束ねてヘッドを対向させてヘッドのオフセットを減らし、並んだグリップを縦に構えて手のひらに納まりやすくして振れば良いです。
左右往復素振りではスイングプレーン上での動きを身に付けたり、スイングパワーを増強することができます。
それに加えて、右打ちグリップにセットしたなら左に振るときに真剣に振り、右に振るときはゆったり振る片側強調を追加します。

◆強調できる動き

ここで、片側強調左右往復素振りで強化できる動きを、右打ちグリップにセットしたとして詳しく見てみましょう。
6番アイアンぐらいの長さの短めの棒を使ったとしても、ドライバーの長さで構えたつもりで立ちます。

場所さえあれば、もっと長い棒でできるとさらにパワーアップとスイングプレーン上での動きを身につけることができます。
さて、では実際の動きに入ります。

バックスイングでは下半身の動きで腰から上の体幹を右にターンさせて、ヘッドに勢いをつけることからスタートします。
そして、ヘッドの勢いでトップに向かおうとしているタイミングで、下半身を先行させてヘッド側がまだ右回転している最中に左腰を低く落として下半身を逆の左回転させます。

そうすると、下半身とヘッド側の真逆の動きで、その間に挟まれた特に左肩甲骨周りがしならせられます。
まさに、トップ近くで右脚で体を支えていた状態から左脚に体重を落下させるようにして、体重を使ってしなりをつくります。
形としては両脚で地面を踏む状態に一瞬なりますが、意識としては左サイドに落ちるぐらい強烈に下半身先行を行うほど大きなしなりをつくることができます。

◆切り返しで右足裏の圧力を抜く

ここで、変な話ですが、切り返しでの下半身の先行動作として右足の裏の圧力を抜こうとしてみましょう。
そうすると、右脚で地面を支えない準備のために、左に落下して素早く左脚で地面を支えようと普段の生活での姿勢制御の仕組みが勝手に働いてくれます。

そして、重要な点として下半身を左ターンさせようとしなくても、左腰を低く落とそうとすることだけで腰はセットアップの向きぐらいまで左にターンしてくれることです。
トップ近くでは、背骨の前側の重いお腹や両腕は右を向いているので、右にターンする動きで右脚には体重の多くがかかってきています。

右脚ではすでに体重を支える力で地面に対して圧力をかけている状態です。
そこで、左脚でも地面に力を加えることができるためには、左サイドに重さが乗る必要があります。

地面から浮いていては、いくらがんばって脚を伸ばしてもなんの力も伝わりません。
脚が地に着いて重さが乗っているから、地面に対してパワーを伝達することができます。

◆ダウンで首を長くするイメージ

下半身の先行に続いてダウンで両腕を下に落として首を長くするようにして、ダウンスイングの序盤でスッと両腕とクラブを真下に落下させることを強く意識します。
そして、グリップエンド側を今から振ろうとする方向の反対側の後方の地面に向かって突き刺すイメージで、体重を乗せるように振り下ろします。

この振り下ろしの強さを強くするほど、フォローで棒が空気を切る音が断然鋭くなります。
通常のスイングでもやてみると驚くほどクラブへパワーが伝わりやすく、シャフトやボールが柔らかくなった感じのショットができます。
グリップエンドを振り下ろすとリリースが遅れてしなりが多くなるばかりか、ダウンスイングの早い段階で手元とクラブをインパクト面に乗せやすくなります。

◆左右の振りに差をつける

そして、右打ちグリップでは左に振る通常のスイングの方向のときは目一杯振り、逆の右に振るときはゆったり戻すようにします。
左右同じように目一杯振っても良いトレーニングになりますが、この左右の振りの強さの意識を意図的に変えることでクラブの勢いを使った切り返しでの動きをさらに強調できます。
私はショット練習の前後では、必ず右打ちと左打ちグリップでそれぞれ10往復の片側強調往復素振りを1セットやっています。

ウオーミングアップとしても有効ですが、左右を不均衡に体を使ったショットの後の全身を整えるクーリングダウンとしても片側強調往復素振りは最高です。

◆往復素振りが効果的な理由

往復で素振りすることで、飛距離アップの要となるまさにトップに向かう切り返しでの動きを増強できます。
それは、フォローから戻すことでヘッドの勢いを感じやすく、手でクラブをどこに持っていこうかとかの操作を入れない傾向になるからです。
その結果、本来感じるべき力と、正しくプレーンに乗った動きを自動的に身に付けさせてくれるのが往復素振りの利点とです。

◆切り返しはつり革にぶら下がるイメージ

ここで切り返しでの力の発揮について重要な感覚があります。
それは、切り返しでつり革にぶら下がるイメージにすることです。

電車のつり革に左手を引っ掛けておいて、左に落下するように左サイドを低く落とそうとしてみましょう。
そうすると、体重を使って左肩甲骨を胸の方向へスライドする形で、その周りの筋肉を伸ばすようにしならせる感じを体験できます。

トップに向かう切り返しで同じようなイメージで左腰を低く落としてくるイメージを強く持つだけで、体重とヘッドの勢いで上半身のしなりを大きくつくることができます。
そしてダウンスイングではグリップエンドを振り出し後方の地面に突き刺すイメージで振ってみましょう。
そして強く振ろうとするほど通常スイングにつながる、パワフルで最高の軌道をたどる動きとそのための筋力アップが達成できます。

◆さらに進化系として

そして、私が色々な素振り棒とか振って今までで一番気持ち良くトレーニングできているなと感じている棒があります。
それは、ホームセンターで売っている水道用塩ビ管の外径2.5cm内径2cmのものを、170cmぐらいに切って510〜530gにした棒です。
これなら、どこでも手に入って場所さえ確保できれば最高のスイングトレーニングになります。

◆アイアン2本束でも可能

また、長い棒を振るスペースがなかなか見つからないとか、練習場でもやってみたいならアイアンを2本使ってもまあまあ似たような動きができます。
アイアンの長いほう2本を束ねて、ヘッドを蝶の羽のように対抗させて持ちます。
そうすると、フェースの向きを無視して最も自然に振る体の使い方を体験することができます。
長い棒やアイアン2本束では切り返しでの動きを強調できるばかりか、手ではなく全身でクラブを振る動きに必要なパワーがどんどん強化できます。

◆ヘッドの向きをまずは意識しない

また、単なる棒やアイアン2本をヘッドを対向させて重心をシャフトの中心付近に持ってくることは、本来のパワフルなスイングにとって重要です。
ヘッドの向きをコントロールしないことで、強く振ることに専念した動きを覚えることができるからです。

ヒトはシャフトに対してヘッドの重心が離れるオフセットがあると、振られているヘッドの向きを感じることで、軌道方向に向かってヘッドを向けようとするものです。
しかし、本来、通常のスイングでもヘッドの開閉を行う動作は少ないほど、安定した動きとシャフトの素直なしなりを利用できます。

まさに、ヘッドの向きを意識しないで振ったときの、ボールヒット近くでの手や腕の形に対してヘッドが軌道方向を向くようにグリップをすればそれが実現できます。
ただし、ヘッドが振られると重心がシャフトから離れているオフセットのためにヘッドは開かされる力を受けます。

その力に対しては、押し負けないようにしっかり耐える力の使い方をすることで対応することが正しい動きです。
筋肉は伸ばされながら収縮しようとする「伸張性収縮」では限界までの力が出せます。

しかし、筋肉を短くなりながら収縮しようとする「短縮性収縮」ではその半分以下の力しか出せず、しかも動きのスピードが速くなるほど力は弱くなります。
そのため、大きな力を出すなら、外から加えられた力に耐えるような動きが要となります。

要するに、自ら出そうとする力で押したりするのではなく、押されたりすることに耐えるように動くことです。
ヘッドがない棒を振って遠心力が最大になるあたりで自然に向いた方向でグリップをつくっておけば、その向きを維持するように耐える「伸張性収縮」になります。
長くて重い棒ではないとして、片側強調左右往復素振りではヘッドの勢いを利用した最高の動きを体験できますから、ちょくちょくやってみましょう。

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