飛距離をダウンさせる大敵はコレ

バックスイングはどうあげるとか、その結果のトップはこのポジションだとか形にこだわりすぎていたませんか?

自分に合ったスイングのためには他人に言われたこれがよいという形よりも大切で、

スイングの精度ばかりか飛距離に大きく影響することなのについ忘れがちなことがあります。それは。。。?

 

◆飛距離の大敵=ゆるみ

 

それは「ゆるみ」です。

そもそも、ボールを遠くまで精度よく飛ばすためにはどんなイメージが大切かというと、まさに弓で矢を飛ばすイメージです。

弓をしならせてしなりのエネルギーをゆっくりじっくりためておいて、後は指をポンと離すだけで矢は鋭く狙った方向へ飛んでいきます。

矢を手で投げてもその10分の1も飛ばず精度も悪くなりますが、そこにはしなりというキーワードが潜んでいます。

 

◆筋肉の仕組み

 

そこで、体をしならせることを少し詳しく見てみましょう。

筋肉が伸ばされるとその中には長さを測るセンサーがあって、長く素早く伸ばされるほどそのセンサーが大きく反応して脊髄に信号を送ります。

そして、脊髄では伸ばされた筋肉に対して収縮しろという信号である「伸張反射」で、筋肉は短くなろうとします。

また、自ら出そうとする力で筋肉を短くさせながら収縮させる「短縮性収縮」に比べて、筋肉が伸ばされながら収縮しようとする「伸張性収縮」では16倍近く大きな力を出します。

これはまさにヒトの姿勢制御の仕組みの中でも大きな力を出すための働きです。

 

実際に誰でも階段を下るときに下側の脚には体重の10倍ぐらいの衝撃力がかかり、ヒトはそれを姿勢制御の仕組みで支えています。

それほど想像を絶する力を発揮して私たちの行動を支えてくれる縁の下の力持ちが、姿勢制御の仕組みです。

その姿勢制御の仕組みを利用してしなりのエネルギーをためて、それをインパクトに向かって一気に吐き出せば楽に飛ばせます。

トップに向かってヘッドの勢いとは真逆の方向へ下半身を先行させて、上半身に下半身の動きでしなりのエネルギーをためることが楽に飛距離を伸ばす要です。

バックスイングのトップ近くでのヘッドのスピードは大きなしなりをつくりはじめるために重要で、飛ばしたいならここでのヘッドスピードアップを目指せばよいです。

 

◆ゆるまなければ高い精度

 

また、ダウンスイングに向かってはもちろんバックスイングでも上半身にゆるみがないほど、スイング精度は高くなります。

ダウンスイング序盤から上半身がしっかり引き伸ばされて、特に左肩周りに張りがあるようにしましょう。

そうすると、上半身の動きはシンプルになり、まさに下半身の動きで上半身はしならせられるだけに徹することができれば最高の精度と飛距離をゲットできます。

 

◆バックスイングでも

 

さらに、バックスイングでヘッドから一番遠い脚から動けば、下半身の動きに上半身が引っ張られて上半身には張りができて少ないながらもしなりのエネルギーをためます。

この上半身の張りは動きを安定化させてくれて、再現性のよいトップを実現できます。

そして、トップに向かう途中で下半身の動きを使い切ったところからは、それまでのしなりは解放されてヘッドの勢いを増すことに貢献します。

ヘッドは脚を使い切るまでにそこそこスピードアップしていますが、トップに向かって脚を使い切った後はしなり戻りのエネルギーを得てさらに加速できます。

スイング開始からダウンスイングにかけて特に上半身のゆるみを排除して、ボールを精度よく遠くまで飛ばしましょう。

 

◆しならせることは順番次第

 

ところで、ゴルフは前傾していると分かりにくいのですがヘッドから足元までは思ったよりも長く、サンド・ウェッジでも3m以上はありドライバーならなおさらです。

そして、長い物の一端を止めてもう一端から動けば簡単にしなります。

ヘッドをボールにセットしておいて、足元から動くだけで体全体は自動的にしなることになります。

そこで、しなりをためてさらにゆるまないためには、ヘッドから一番遠い脚から動いてその動きをヘッドまで順番に伝える気持ちが大切です。

その途中のどこかが自ら動こうとしないで、脚の動きの連動によってヘッドまで動くようにします。

動く順番を脚から動くことを意識するだけで、しなりとそのしなり戻りを使った最高のスイングが完成します。

 

◆バックスイングでこれだけはやる

 

ただし、バックスイングでは手首が親指側へ折れるコックは入れようとはしませんが、自然に入っているようにします。

バックスイング開始して手元は体のターンに従って円軌道を描くようにインサイド寄りに動きながら、ヘッドを腰の高さまでは真っ直ぐに動かそうとすることでコックは入ります。

このコック以外はまさに脚の動きの連鎖によって、ヘッドまでつながって動くことを強く意識しましょう。

そして、右腕は絶対に自ら曲げようとしないで、シャフトに押されて押し負ける感じで曲げさせられるだけにします。

右腕を支点として支えにすればヘッドの動きでグリップエンドが左肩から離れているので、左肩甲骨周りをリラックスさせるほど左肩甲骨周りを大きくしならせることができます。

 

◆脚の蹴りで上半身はしなり戻る

 

ここで、しなりのエネルギーをためてきた後に、それを一気に解放して飛距離に直結するためのメカニズムを見てみましょう。

その要はダウンスイングの腰の高さぐらいまでしなりのエネルギーをたくさんためてきたなら、後はそれをうまく解放させることです。

下半身の左ターンでの上半身のしなりを大きくためたまま、インパクトに向かって左脚が鋭く地面を蹴っていることがしなり戻りを最大に利用できるために重要です。

このような脚の働きで上半身の中でも特に左肩甲骨周りの筋肉が急激に伸ばされて、脊髄反射が大きく発生します。

そして、下半身の左ターンの力をしなり戻りの力が越える腰が左に45度程度ターンしたあたりで、上半身には爆発的なしなり戻りが発生します。

左肩甲骨は胸の方向へしなってエネルギーをためた状態から、一気に背中側へしなり戻ることで左腕が引っ張られます。

これも自分でやろうとするのではなく、脊髄反射で勝手に発生する動きです。

 

その結果、グリップエンドが引きあげられて右腕が支点となりグリップエンドが力点でヘッドが作用点となるテコの動きでヘッドは急加速されながらのインパクトとなります。

まさにヘッドが加速中にボールを打ち抜くことで当たり負けが少なく、ヘッドの向きは安定してヘッドスピードのわりにボール初速は速い状態で飛んでいきます。

上半身のゆるみをなくして、スイング精度と飛距離アップを目指しましょう。

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