95%が間違えている左手グリップ

単刀直入に言って、ゴルファーの95%は左手のグリップを間違えています。
あなたは、大丈夫ですか?

◆ゴルファー全体の95%はウィークグリップ

左手のグリップの向きには、スイング全体に大きく影響する重大なことが関係しています。
しかし、ゴルファー全体の95%はウィークな状態だとする統計もあります。

まさに、多くのゴルファーは左手のグリップの問題を抱えたまま、スイング中に無駄な修正動作をおこなっているのです。
そこで、左手グリップの正しい向きの確認と、それが守られなかった場合のスイングへの影響を見ていきましょう。

◆遠心力で引っ張られることに素直に対応

ボールヒット近辺で左腕は、クラブと腕が振られる遠心力で引っ張られます。
その遠心力がかかったときに、できるだけ力を入れてコントロールしなくても良いための左手のグリップはどんな向きでしょうか。
それを知るために、左腕でストレートパンチを出してみましょう。

そして、パンチを出した形を保って左腕を下に降ろしてきてみます。
そうすると、左手の薬指の付け根である3つ目のナックルが、自分からハッキリ見えていませんか。
これが正しい左手グリップの向きです。

◆左手のグリップの重要性

そもそも、左腕はゴルフでは命綱とも言われ、セットアップとボールヒットで、捻ったり余計な力を入れないことが良いスイングの要です。
また、ボールヒットという、ヘッドが高速に動いているときにはコントロールすることは少ないほどヘッドスピードをアップできます。
ヒトは自分がコントロールできる速度までしか出そうとしません。

一生懸命にヘッドスピードをアップさせようとしても、インパクトではヘッドがターゲットを向くコントロールができる範囲までしか振れません。
ヘッドが付いていない棒などを振るなら、悪いグリップでもヘッドの向きのコントロールの必要がない分、目一杯振ることができます。

◆シャフトをヘッド方向へしならせやすくする

また、シャフトのしなりは利用できるほど、ボールを楽に遠くまで飛ばすことができます。
そして、シャフトはヘッドの方向へしなるほど、しなり戻りのエネルギーを素直にヘッドの走りに利用できます。

ヘッド方向へ力を入れやすい左手はどんな方向でしょうか。
先程の3つ目のナックル、さらには4つ目のナックルである小指の付け根が見えるぐらい親指はグリップの真ん中から右にズレたポジションになりませんか。
まさに、左手のグリップはストロング寄りにはマージンがあり、ウィークよりはストロングぐらいになっていたほうがシャフトを素直にしならせやすいです。

◆手の力でグリップを握らない

また、左手がウィークな方向だと、指に力を入れてグリップを強く握りやすくなります。
しかし、グリップを強く握るほど手首や前腕とか左肩まで余計な力が入って、トップは浅くなりボールを飛ばせません。
ボールを飛ばしたいときほど、下半身は目一杯で腕はリラックスです。

自分から見て3つ目のナックルが見える正しい向きなら、指に力を入れて握りにくくなります。
では、どうやってクラブを支えるのか。

その答えは、クラブを吊れば良いです。
左手小指側の肉球にグリップを当てて、クラブをぶらさげてみましょう。
そうすると、肉球には白くなるほど圧力がかかります。

遠心力でクラブが引っ張られると、この肉球への圧力は自動的に大きくなってクラブをしっかり支えてくれます。
これなら、手首はもちろん前腕から肩や肩甲骨周りまでリラックスさせてヘッドスピードをアップできます。
しかし、3つ目のナックルが自分から見えないウィークなグリップでは、この肉球でクラブを吊る圧力を受け止めることは難しくなります。
結果として、指の力で握る力ずくのグリップとなり、肩にまで力が入ることでトップは浅くなって飛ばなくなります。

こんなにも左手のグリップの向きはスイング全体に大きな影響を与えています。
セットアップが完了してバックスイングを開始するときに、左手の3つ目のナックルが自分から見えているかどうか常にチェックしましょう。

◆理想のトップを楽につくれる

そして、ヘッドなどのシャフトからの重心のオフセットがない単なる棒を使ってスイングしてトップで止まってみます。
この単なる棒を振ったときにはヘッドの向きなど関係なく、上半身が動きやすいように動いたトップになります。

そして、棒の勢いに任せて振るほどトップでは左肩甲骨が胸の方向へ大きくスライドして、まさに上半身の可動域を素直にしっかり使い切れます。
そのときの腕をそのまま下ろしてきてみます。
そうすると左手のグリップはどんな向きになっていますか。

まさに、3つ目のナックルが、自分からハッキリ見えていませんか。
そして、トップでヘッドが軌道方向を向いていることも、ボールを狙った方向へ遠くまで飛ばすために重要です。

トップでヘッドをあらかじめ軌道方向に向ければ、シャフトはヘッド方向へしなりやすくてインパクトでもしなり戻りのエネルギーを存分にヘッドに伝えられます。
まさに、セットアップで左手のグリップをこの3つ目のナックルが自分から見えている向きにセットすれば、楽にシャフトを理想的にしならせることができます。

◆グリップは左手親指を置くことからはしめる

ここで、グリップを正しくつくるときに、非常に重要な順番があります。

グリップをつくるときに、ほとんどのゴルファーは指から先にグリップに当てて握っています。
しかし、これではグリップは指の力で握られる傾向になります。
それでは強すぎるグリップのままスイングすることで、腕や肩にまで余計な力がかかった体のしなりを使えないスイングです。

私は、グリップを握る力はどれぐらいかと聞かれると「10段階で言うなら1でしょうか。」と答えたりします。
しかし、実際には自ら出そうとする力では全く握らないで、先程のクラブの重さを支えるだけの受ける力なので数字で言うならゼロです。
このまさに受ける力であるギリギリの力でグリップを支えることができるためには、まずはグリップの上に左手親指を乗せることが最初です。

◆左手親指の正しいポジション

そして、グリップの上に真っ先に置く左手親指の正しいポジションは、次のようにしてセットしましょう。
まずは、真っ直ぐに立って、右手片手でクラブをグリップとシャフトの境目あたりで持ち、クラブを楽に支える感じで右肘をお腹の上にポンと置きます。

そうすると右肘の内側であるエクボは上を向き、右腕は力でクラブを振る形ではなくしなりやすい形となります。
また、グリップでは左右の手の前後差があるので、シャフトを体の正面に真っ直ぐ出そうとすると左手首を甲側へ折る余計な力が入って腕や肩も力で硬くなります。
そこで、あらかじめシャフトを体の正面に対して右斜め45度ぐらいにセットすると、左手首に余計な力を入れなくてすみます。

そして、シャフトを水平にしておいて、ヘッドの一番下の溝が自分から見て垂直に見えるようにします。
そうすることで、体がターンしたときにヘッドが描く軌道の方向にヘッドが向き、ヘッドと両肩の向きを揃えることができます。
ここまで準備すると、目の前に見えるグリップはまさに丁寧に左手をセットできるポジションにあることが分かります。

そこで、このグリップに対して、左手の親指の内側のラインをグリップの真ん中のライン(稜線)にきっちり合わせてグリップの上に置きます。
​そこから、その親指の付け根の横側に人差し指の付け根の横側が密着するまで、左腕前腕を右に捻るようにして左手の甲を親指の方向に寄せてきます。

また、左手のVの字と言われる、左手の親指と人差し指でできるVの形の隙間は開けないことはグリップを余計な力で握らないためにも重要です。
左手のVの字が開いていると、指の力を出して握りやすくなります。
そして、この隙間を閉じるのは親指と人差し指で締める力ではなく、左前腕を右に捻る動きでくっつけるようにします。

そして、最後に左手の指をもぞもぞさせて隙間をできるだけ埋める感じで、収まりの良いポジションを探しましょう。

これなら、大きな石の間に砂を入れると固定できるように、指で隙間を埋める感じでグリップを力ではなく指のポジションで固定できます。
そこから、左腕が遠心力で引っ張られたイメージで伸ばして、左右の手を密着させます。
そして、シャフトが左股関節前のおへその高さを向くように、ヘッドを少しおろせば上半身は完成です。
左手のグリップの向きを含む正しいポジションの理由と、スイングに対する影響をわかっていただけたでしょうか。

◆真っ直ぐに立ってグリップをつくる価値

普段なにげなく下を向いてグリップをつくっていると、手元は体の真ん中にセットしてグリップをつくることになります。
そうすると左手の親指はグリップの真ん中に置くことになり、まさにウィークなポジションを誘発します。
たかがグリップと思わず左手のグリップこそがスイング全体に最も大きな影響を与える要であることをしっかり認識して、丁寧なセットアップを心がけましょう。

そうするだけで、スイングはどんどん理想的な動きに変貌してきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次