重り揺らしでスイングの真髄を体験

両手に重りを持って左右に揺らすだけで、スイングの真髄に直結する動きを体験できます。どういうことか?

◆ちょどよい重さと形状の重りを揺らす

それで登場するのが、水を入れたペットボトルとか練習場のボールを少し入れたボール籠です。
軽すぎると遅れて付いてくる感じをつかみにくいし、重すぎると負担がありすぎて気持ちよく動かせません。

また、形が悪いと脚などに当たりそうになるので、余計な力を入れてしまいます。

そこで、1番のおすすめが、1リットルぐらいのペットボトルに水を満杯に入れたものを2本用意して、それぞれ両手に持って振ることです。
ゴルフのセットアップのイメージで、少し前傾して重りを持った両腕を紐になったつもりでだらりと垂らします。

そこから、最初は小さな揺れをつくります。
ほんの少し体全体を横に揺らせば良いです。

そこから、ブランコを漕ぐときのイメージで、両脚を曲げ伸ばしします。
ブランコでは最上止点では足を伸ばして重心を高くしていますが、最下点では脚を曲げて重力と遠心力に耐える体勢にします。
この耐える体勢を整えることが、スイングの「間」そのものです。

そして、脚に圧力を一番感じたあたりから脚を伸ばす力を出して振りあげます。
重り揺らしでも、脚が伸びた最上止点から重りの重さを感じて重りに引っ張られるように下に落ちてきて、最下点で脚への圧力を感じたら脚を縦に伸ばそうとして耐えます。

軽い状態のものにパワーを加えてもなかなかエネルギーは伝わりませんが、ちょうど良い重さになったところでパワーを出せば効率よく伝わります。
それが、最下点で脚への圧力を感じたタイミングです。

そして、重りの動きに対して下半身を先行して動かすことで、重りにパワーを伝えようとします。
これが、まさに「間」をとってタイミングを見計らってから、パワーを伝えている状態となります。

ここで大切なのは横向きの力を加えて振ろうとしないで、地面に対して縦に脚を伸ばして遠心力に対応することだけに集中することです。
まさに、遠心力で潰されそうになることに耐えるイメージで、脚を骨格に対して縦に伸ばすことだけです。

そして、練習場で練習していてふとやってみようと思うなら、ボール籠の大きさで異なりますがだいたい籠にボールを4分の1程度入れたぐらいで重りにするとちょうど良いです。

◆実際のスイングでは

実際のスイングではトップに向かって脚の動きでバックスイングして、ヘッドが下半身の動きに対して付いてくるようにします。
脚を使い切った後はそれまで動いたヘッドの勢いと、手元が肩の高さより高くなるスイングではヘッドの重さでシャフトが倒れることまで利用してトップに向かいます。

そのヘッドがまだトップに向かって動いている最中に、両脚で地面を踏もうとします。
これがスイングの「間」をつくっている瞬間です。

その後、腕とクラブが落下することで手元もクラブも、インパクト面に乗せることができます。
そして、両脚で地面を踏めて大きなパワーを出せる体勢が整ったところで、パワーをかけることでヘッドが置いていかれて上半身をしならせることができます。

水入りペットボトルなどの重りを見つけて、まずはやってみましょう。
最初は案外動きがぎこちなかったりしますから、やるべきドリルだったことを実感できます。

◆飛距離はパワーを加えやすい体勢とタイミングが勝負

楽に遠くまでボールを飛ばすための要は、上半身とシャフトをしならせてそのしなり戻りを使うことです。
そして、下半身の動きで上半身を上手くしならせることが最初に手に入れるべきコツです。

上半身を正しくしならせることができれば、シャフトをしならせることも簡単になります。
そのしならせる真髄とは、出来るだけ大きなパワーを加えられる体勢を整えてしならせたいものよりも先行して動くことです。

しならせたいものが遅れて付いてくるなら、しならせることができます。
クラブの先端にあるヘッドは重いですから、下半身の動きを先行させてこの重いヘッドを遅らせて動かします。

そうすれば、そのヘッドと下半身の間に挟まれた上半身やシャフトは簡単にしなります。
そして、パワーを加えやすい体勢を整えて、これからパワーを加えるタイミングをつくることをスイングの「間」と言います。

この「間」が実感できれば最高のスイングができますが、それがなかなか分からなくて多くのゴルファーが悩みを抱えています。
そもそも「間」すら知らないゴルファーが多すぎます。

◆「間」が理解できずにしならせられない原因

「間」が理解できずにしならせられない原因があります。
それは、自ら力を出してクラブをコントロールしようとしすぎて、余計な力を色々なところに入れていることです。
それなら、自分が出している力に対して重めのものを動かせば、「間」とか、重りを遅らせてくる動きが体験できるのではないかと思いませんか。

◆重り揺らしの後は

重り揺らしでなんとなく感じがつかめたと感じることができたなら、クラブを重りの代わりに左右に連続で揺らしてみましょう。
両手に一番重いクラブから2本持ちます。
サンド・ウェッジとピッチングを持てば良いです。

そこで、最初から大きく揺らそうとしないことが、うまく正しい動きができるためのキーです。
最初は、重りを揺らしたときのように、小さな揺れ幅から動かします。

その揺れ幅を少しずつ大きくするように「間」をつくりながら最下点で遠心力で下に引っ張られることを感じて、それに耐えるように脚を伸ばすようにします。

両手に持ったクラブ同時がガチガチぶつかるようでは、横向きの力を入れている証拠です。
まさに、両腕は紐でクラブが飛んでいかないように、支えているだけに徹します。
それができる範囲の揺れ幅でやってみることが、素早くうまく正しくできるために大切です。
トップで手元が腰の高さぐらいで十分ですから、無理しないでその高さまでやれば良いです。

◆ゆっくりシャドースイングで「間」を再現

そして、1回のスイングを20秒以上かけて行うゆっくりシャドースイングで、「間」を再現してみましょう。
トップからは腕とクラブを真下に落として素早くインパクト面に向わせ、同時に両脚で地面を踏もうとすることが重要です。

両脚で地面を捉えてパワーを地面に伝達しやすい体勢ができたときには、手元とクラブ全体がインパクト面に乗っているならその後は簡単になります。

そこからは、下半身を先行させて左足母指球の少し後ろで地面を踏んで、上半身の前傾角度を変えない程度には左股関節を伸ばしきらないまま左脚を長くします。
そして、左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込みながら両腿をキュッと締めれば、腰は鋭く左にターンして腰から首の付け根までの体幹を左ターンさせることができます。
そうすれが、左肩甲骨を胸の方向へスライドさせる形で上半身をしならせることができます。

この一連の動きを、ゆっくり流れる時間の中で感じながらクラブと一緒に動いてみましょう。
そうすれば、通常のスピードでのスイングでも、「間」ができてきて見違えるようなショットが連発できるようになってきます。

では、また。

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