左足つま先の向きは大丈夫?

こんにちは、大森睦弘です。
今回は「左足つま先の向きは大丈夫?」というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)

セットアップで左足が開いていないゴルファーは多いですが、それでは重要な問題を抱えることになります。
左足つま先は20度ぐらいは開くようにしましょう。

そうすれば、フィニッシュでかっこ良く楽々腰をフルターンできます。
ちなみに、腰をフルターンさせるとは。。。

■おへそが振り出し方向を向くこと

腰をフルターンさせるとは、おへそが振り出し方向を向くことです。
左足つま先の開きが少ないと、腰がフルターンする前に止まります。
そうなると、下半身のパワーを使い切れず飛びませんません。

たかが左足つま先の向きと思いがちですが、飛距離に影響します。
さらに、下半身のパワーが不安定になり、タッチや方向性も悪くなります。
人は何度左とか右では、難しいです。

振り出したい方向、要するにストレートボールを打つならターゲット方向におへそを向けてしまおうとしてショットすれば、動きは分かりやすくシンプルです。
とにかく、おへそを振り出し方向へ向けてしまおうとすれば良いだけですから。
振り出したい方向なら、セットアップできっちり方向を定めることもできます。

しかし、何度左とか右では、体は正確に反応しにくいものです。

■関節の可動域

左足のつま先を開かなければならない理由は、体の平均的な可動域からです。
股関節の内旋可動域は45度とされることもありますが、一番多いのは40度です。
そして、膝関節の内旋はだいたい30度です。

足首は足裏を平らにしたままでは、ほぼ捻れません。
そうなると、脚全体の内旋可動域は股関節と膝を足し合わせて合計70度が標準的となっています。
セットアップで左足を振り出したい方向に対して直角に向けていたなら、足裏を地面に着けたまま腰をフルターンさせるためには90度の内旋が必要です。
そうなると、90-70の20度内旋角度が足りません。

そこで、左足を20度開けば、可動域に収まることで楽にフルターンできます。
ところが、私が初めてコーチングをさせていただくときにチェックすると、左足つま先を適切に開いている方は実は希です。
そもそも脚をしっかり正しく使おうとしていないで、捻っていたり、地面に対して水平方向へ力を加えて無駄な力の使い方をしているケースがほとんどです。

■スピンアウトしやすい?

左足つま先を開くと左脚が振り出し後方へ倒れて地面を踏めなくなる、スピンアウトになりやすいとも言われます。
しかし、それは踵寄りで地面を押しているからです。
母指球の少し後ろ辺りで地面を踏んでいれば、左足つま先はいくら開いてもスピンアウトにはならないのでご安心ください。

実際、ドラコンチャンピオンの安楽さんはセットアップでは普通に左足つま先を少し開いているだけですが、ヒールダウンするとき左踵を右にずらせて左足を90度ぐらい開きます。
それでもスピンアウトしないのは、母指球の少し後ろ辺りで地面を踏んでいるからです。
母指球の少し後ろを意識して地面を踏むことで安心して左足つま先を開いて、最高の飛びとボールコントロールを手に入れましょう。

■腰を回そうとする弊害

ボールヒットに向かって腰を回そうとすると、どうなるのか。
腰を回そうとすると、どうしても腰を水平に回転させようとして、地面に対して水平方向の力を加えようとするものです。
ボールヒットに向かっては左脚を捻るように使って地面に対して水平方向へ力を加え、左足の外側で地面を押すため脚の内側がめくれあがります。

ちなみにダウンスイング序盤で腰を回そうとすると、右膝がボール方向に出る形の外回りになります。
右膝外回りでは、腰は45度程度までしか回転できず、腰をフルターンさせることは難しくなります。

■脚を縦に使う

脚の力を効率良く地面に伝えるためには、脚を骨格の方向に対して縦に使います。
要するに、捻ったり前後左右の動きではなく伸ばす動きです。

真っ直ぐに立っているなら重力の方向は地面に垂直ですから、地面を縦に踏めば力の方向と一致して最高に効率良く脚の力を使うことができます。

ところが、ゴルフのスイングでは上半身の前傾角度に骨盤も前傾させておいて、骨盤をその前傾角度に従った斜め回転させます。
ボールヒットでは、まさに左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込む方向です。

そうなると力を出すべき方向は、地面に対しては垂直ではなくなります。
重力と左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込む力を足し合わせた方向です。
そのため左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込むためには、左のお尻を左後ろポケット方向よりも重力の分だけ上向きになります。

脚を伸ばすと起きあがるから膝の高さを一定にしましょうとも言われたりしますが、それでは脚を使わず手打ちをすることになります。
脚は手に比べて大きな力を出せますから、手打ちではもったいないです。

ボールヒットに向かって脚を伸ばしても、左のお尻を左後ろポケット方向へ押し込む方向に左脚を伸ばすなら起きあがりにはなりません。
体幹は骨盤の前傾角度を維持して斜めにターンするだけです。
しかし、重力は案外大きいですから、脚を単に伸ばそうとすると地面に対して縦方向である上向きに力を出す傾向にあります。

普段から地面を縦に押して体重を支えているので、その動きは自動化されて意識していなくても地面を縦に押す力を出しています。
そのため、ボールヒットに向かって単に脚を伸ばそうとすると、上向きに伸ばしやすくなります。
ボールヒットに向かっては、左のお尻をかなり水平方向へ押し込むイメージでちょうど良く左脚を伸ばせます。

■母指球の少し後ろで地面を踏む

あえて言うなら左足つま先を開くほど、この左のお尻を水平方向へ押し込む方向は左足の外側で地面を踏むことになります。
そうなると、母指球の少し後ろから足の外側にだんだんずれることになります。

そのため、左足を開くとかなり意識的に足の内側で地面を踏もうとしなければなりません。
そして、脚を伸ばす力を効率良く出すためには、腿を内側に絞らなければなりません。
太腿の骨である大腿骨はLの字になって骨盤の横につながっているので、単に脚を伸ばそうとしただけだと脚は横に広がってしまいます。

そこで、両腿をキュッと締める力を出すことで、脚の横開きを阻止してしっかり力強く伸ばせるようにします。
そういった意味では母指球の少し後ろとなる足の内側方向で地面を踏もうとすることで、両腿を締めることになり内転筋群をたくさん動員できます。
お尻の大きな筋肉である大臀筋に加え、やはり比較的大きな筋肉群である内転筋群も使って脚を伸ばすことができます。
意識的に母指球の少し後ろで地面を踏もうとすれば、脚のパワーを効率良く発揮できます。

■腰フルターンは小さなショットでも行う

腰のフルターンはサンド・ウェッジで15y程度キャリーさせる(SW15yC)小さな振り幅のショットでも実行しましょう。
そうすればSW15yCで、ドライバーショットまでカバーできる体の使い方を習得できます。

また、距離を飛ばすよりタッチを合わせることが優先となるアプローチショットでも、下半身を使う状況では腰はしっかりフルターンさせたいものです。
SW15yCでのスタンスの幅は、左右の母指球の間隔が腰の程度となります。

そしてスタンスの幅はこの腰の幅よりは狭くしないようにしましょう。
腰幅より狭くなると脚が逆三角形となり、両脚で地面を踏めなくなります。

そして、15yキャリーより距離を落としたいなら腰はフルターンのままですが、スイングをゆっくりにします。
ボールヒットでのヘッドのスピードをイメージして、そのヘッドスピードを出そうとする動きの速さをイメージして素振りしてショットします。

そして、腰をフルターンさせるためには、左足つま先の20度程度の開きは非常に重要です。
たかがつま先の開きと思わないで、しっかり20度ぐらいは開いてセットアップするようにしましょう。

では、また。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次