こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は「軽い平たい棒で自然な構えを発見」というお話をさせていいただきます(ビデオ&おまけあり)。
クラブをスイングしているだけだと、余計な力に対して鈍感になります。
そこで、たまには物凄く軽い物でゆっくりとシャドースイングしてみましょう。
よく雨の日の駅のホームなどで傘をクラブに見立てて、ゆっくりシャドースイングしている人を見かけることがあります。
人目が気になるので、小さく腰の下ぐらいの幅でやっていたりしませんか? ところが。。。
(続きはビデオにて)
ところが、100円傘などの普段使っているゴルフのクラブよりも軽いものでゆっくりシャドースイングすると。。。
セットアップも含めて余計な力を感じることができます。
お勧めの平たい棒の絶大な効果1番のお勧めは24x6x910mmの軽い平たい棒で、一回のスイングを20秒以上かけて行う
「軽い棒ゆっくりシャドースイング」です。
この寸法の平たい棒は、ほぼどのホームセンターの資材売り場に置いてあります。
また、ゆっくりシャドースイングまでやらなくても、セットアップだけでもやってみると良いです。
まさに、駅のホームで雨傘でゴルフのセットアップだけやっている人、いますよね。
実は実際のスイングのセットアップで余計な力が入りすぎていて、バックスイングで邪魔したり、トップを浅くしてしまっていたりしています。
いつものクラブの重さだと感じない無駄な力を、この軽い平たい棒では感じやすくなります。
セットアップで非常に多い問題は、左手首に角度が付きすぎる問題です。
手元が低すぎるハンドダウンも問題ですが、左手甲側に折れすぎることも大きな問題です。
持っているものが重いほどそれを支える力が強くなるので、その他の力を感じにくくなります。
そころが、持っているものが軽いほどその分余計な力を感じます。
そうすると、軽い平たい棒をクラブに見立ててセットアップすると、左腕の中でも特に左手首に入れている余計な力を感じやすくなります。
そして、最も多くのゴルファーが入れてしまっている左手の余計な力は、左手首を甲側に折る力です。
これは、下を向いてグリップをつくると、手元が体の真ん中にきやすくなることが最大の原因です。
そもそも、手元は左股関節前にあることがゴルフの構えでは自然です。
グリップを支える左右の手には、前後差があります。
左右の手の前後差を極端に大きくしてみるとハッと気づきますが、手の前後差分シャフトは右斜め前に出ることが自然です。
ゴルフでの左右の手の前後差なら、シャフトは体の正面に対して右斜め45度ぐらいが自然です。
それを力で真ん中に持ってこようとすると、左手首を甲側に折る力を入れてしまいます。
左手首を甲側に折ると、ボールヒットに向かって折った分の手首が伸びてダフりやすいばかりか、力でリリースしてパンチを入れる動きにもなります。
ダフりやパンチのどちらも、ボールをコントロールするためにはマイナスの動きです。
軽い平たい棒でセットアップしてみると、この左手の甲側に折れる余計な力を感じるので、それを取り除いて構えてみましょう。
そうすると、ヘッドが普段よりも右足寄りになったりします。
そこで、少し左肩を上、右肩を下にさげるように両肩のラインを左斜め上に傾けて、ヘッドをボールのところにセットするようにします。
そうすると、まさにビハインド・ザ・ボールとなり、体の正面から見たら逆くの字になります。
これが本来の構えです。
また、軽い平たい棒ならゆっくりシャドースイングするときのバックスイングでも、無駄な力をたくさん感じることができます。
通常のショットでは、特に右肘を体幹の右に動かす力で、ヘッドがインサイドに入りすぎる問題を多くのゴルファーが抱えています。
振り出し後方から見て、セットアップでのシャフトのラインよりもクラブがインサイドに入ったら、余計な力でインに引いている証拠です。
バックスイングでは親指側に折れるコックを入れたり、右腕が支点になることと、体幹の回転でクラブを動かす以外の力を入れないようにしたいものです。
手元は体幹のターンに従ってインサイドに入りますが、ヘッドは手元が腰の高さ辺りまではボールヒットでの振り出し後方へ真っ直ぐ動くようにしましょう。
同時に、フェースがボールを向いているようにすれば、まさに上半身はコックを入れる動きだけで脚の動きに追従すれば良いです。
そして、バックスイングで右足の母指球の少し後ろで地面を踏みながら、右脚を伸ばして右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込みます。
右股関節はセットアップでの前傾角度を維持したままですが、右膝はしっかり伸ばしてしまいましょう。
そうするだけで、腰は回そうとしなくても勝手に右にターンして、体幹が腰の回転に追従すればまさにバックスイングの最高の動きができます。
その他にもスイングで色々な余計な力がありますが、まずはセットアップとバックスイングでここで見たことをチェックするだけでスイングはグンと良くなります。
さらに、平たい棒はグリップの最高の先生です。
平たい棒に対して左手のグリップをつくるときに、左手の親指を板の右側に落としてみます。
そして、左前腕を右に捻ってきて左手の親指の横に人差し指の横を密着させます。
そうすると、左手の親指と人差し指でできるVの字が、首の右端と右肩の右端のちょうど真ん中辺りを向きます。
それなら、自分から見て左手の3つめのナックルである中指の付け根の関節が見え、4つめのナックルである小指の付け根の関節は見えません。
左手のVの字の向きと3つめのナックルがこの状態なら、左手のグリップの向きはクラブが遠心力で引っ張られても変化しない最高の状態となります。
ちなみに左手Vの字の間に隙間があるとトップでグリップは100%ずれますから、この左手Vの字の密着は良いスイングのためにはかなり重要です。
ところが、左手Vの字を手首から先の力で密着させると、やはりスイング中に左手のVの字には隙間ができてグリップが崩れます。
左手親指をグリップに対して精密に置くことが、良いグリップの基本です。
グリップの上に正しく置いて左手親指に対して、左前腕を右に捻ってきて左手のVの字を密着させることで左腕のグリップの向きが完成します。
それまで、絶対に指でグリップを握ってはいけません。
左手のVの字が完成する前に指の力で左手のグリップを作ってしまうと、やはりスイング中にグリップは変化してしまいます。
左手のVの字が完成したところで、その形を固定するために、指を岩の間に流れ込む砂のようにして隙間を埋める感じで収まりの良い指のポジションを探すだけです。
グリップで左前腕を右に捻ることには、重要な理由があります。
それは、クラブが遠心力で引っ張られるボールヒットで左腕が最も自然に遠心力に耐えられる形をつくるためです。
腕は引っ張られると、内側に捻じれます。
パンチを出そうとして腕を伸ばすと、誰でも自然に内側に捻ってパンチを出そうとするものです。
これは、腕の骨格に対して筋肉が真っ直ぐではなく、斜めになっているからです。
左前腕を右に捻らないグリップでは、ウィークなグリップとなります。
ウィークなグリップでクラブが遠心力で引っ張られると、軌道に対してフェースが開いてしまいます。
それは、先ほどのパンチと同じ原理です。
そのため、ウィークなグリップではボールヒットに向かって左右の前腕を左に捻るコントロールで、フェースを軌道方向に向けなければなりません。
平均的なヘッドスピードは40m/sですが、時速で言うなら144km/hです。
こんなにも高速に走っているヘッドの向きを精密にセットアップの向きに戻すなんて、人間業とは思えません。
ヘッドが高速に動くボールヒットに向かっては、できる限りコントロールすることが少ないほどスイングは簡単で清々と振り切ることができてボールは曲がらず飛びやすくなります。
また、特に前腕を左に捻る動きでは同時にクラブをリリースする動きも発生してしまい、ボールヒットに力を集めてボールを飛ばすことができなくなります。
まさかセットアップの構えが、ボールヒットで余計な動きをさせていたなんて驚きでしょうか。
軽い平たい棒を使ってセットアップを含めた、ゆっくりシャドースイングをやってみましよう。
雨傘でも良いです。
そうすれば自然な構えはもちろん、スイングでの色々な余計な力を発見できます。
では、また。
